皮膚疾患の症例
2024.04.04
⑧ニキビダニ症(毛包虫症)
どんな病気?
主に毛包内に寄生するニキビダニが増えることで、皮膚炎を起こします。
症状
脱毛や毛包の炎症、発赤、色素沈着やフケ、かさぶたがみられます。
顔面や四肢に好発します。細菌の二次感染を引き起こすと痒みや痛み、出血がみられることがあります。
子犬や老犬、基礎疾患や化学療法薬等の投薬で免疫が低下すると発症のリスクが高くなります。
他の動物にうつることはありません。
一般的な治療
駆虫薬の投与を行います。二次的な細菌感染がみられる場合には治療を行います。基礎疾患があれば治療を行います。